Googleがこのようなパソコンサイトとスマホサイトの比重を逆転させる大転換をおこなった背景には、スマートフォンからの検索利用回数が爆発的に増えていることがあります。
2015年にGoogleはモバイル検索の割合が過半数を突破したと発表しました。パソコンからの検索は少数派に転落したのです。
すでにパソコンから検索している人よりも、スマートフォンやタブレットから検索を利用している人のほうが多いということです。
パソコンは利用できるフィールドが主に室内に限られており、立ち上げるのにも時間がかります。
操作するときはきちんと椅子に座ってディスプレイに向かわなければなりません。
対して、スマートフォンは屋外でいつでも、どこでも利用できます。
電車の待ち時間などでちょっと手が空いたときに、どこでランチを食べるか検索するなど利用の幅が広いです。
パソコン検索よりスマホ検索のほうがはるかに利便性が高く、シチュエーションも限定されないので検索利用回数の逆転が起こったと思われます。
すでにスマホから検索している人のほうが多いのに、従来のようにパソコンサイトのデータをもとに作成した検索結果を表示し続けていては、検索ユーザーのニーズと検索結果にギャップが生じかねません。 最終的にはGoogle自体の顧客満足度を損ねてしまうでしょう。 今後もモバイル検索優勢の傾向は加速しますので、このような状況を踏まえ、今回Googleはモバイルサイトを検索結果作成の基準に据えることになったわけです。
次回は【モバイルファーストインデックスの影響を受けるホームページとは?】についての記事を投稿します。

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