前回の記事の続きであるSEO対策のより詳しい内容について更新します。
■Googleは質の高い検索結果(コンテンツ)を求めている
Googleは、ユーザーが入力した検索キーワードに対して、
より良いコンテンツを検索結果として返すことでユーザーの満足度を高めたいと考えています。
そのため、ユーザーにとって、より質の高い検索結果を返すことにつながるものを評価しています。
質を高めるための仕組みとしては、以下のものが挙げられます。
・パンダアップデート(Panda Update)
パンダアップデート(旧名:ファーマーアップデート)は
品質の低いコンテンツを検索結果に表示されにくくすることを目的としたアルゴリズム更新のこと。
・RankBrain(ランクブレイン)
RankBrain とはGoogle が検索クエリに潜むユーザーインテント(ユーザーが本当に知りたい情報)に対して、人工知能(AI)を用いて適切なコンテンツを検索結果に表示させるランキングアルゴリズムの1要素のこと。
例えば、Google で「名古屋のプロ野球」と検索すると「中日ドラゴンズ 公式サイト」が表示されるがますが、これはGoogle が「名古屋のプロ野球」というキーワードを検索しているユーザーは「中日ドラゴンズの情報」を探していると理解し、キーワードが入っていなくとも上位表示することができます。
■質の高い被リンクが集まるコンテンツは良いコンテンツ
昔からSEO対策には "被リンクが重要" だと言われてきました。
しかし、最近では被リンクは効果がないとも言われています。実際はどちらが本当なのでしょうか。
答えは「今でも被リンクは重要」です。
しかし、以前のように単純に被リンクを付ければ検索順位が上がる時代は終わり、質の高い被リンク
みが効果がある時代になっています。
では質の高い被リンクは、どうやったら集まるのでしょうか。
そもそも質の高い被リンクが自然に集まるようなコンテンツというのは、
「質が高いがゆえにリンクを張りたくなる」という流れであることを理解しましょう。
その他大勢と同じような内容の "独自性の無いコンテンツ" であれば、
わざわざリンクを張って紹介しません。
それらコンテンツとは違い、"紹介したくなるようなコンテンツ作り" をしていれば、自ずとコンテンツに付けられていく被リンクも質が高くなっていくでしょう。
■文字数やキーワードの量は重要?
SEO対策において、かつては文字数やキーワードの量をただただ増やすことで上位表示を狙うような手法も存在していました。
しかし前述した通り、現在Googleが重視しているのは「コンテンツの質」です。
闇雲に文字数を増やしたり、意味がつながらないような文脈でキーワードを入れたりするのは有効ではありません。
ただし、「文字数やキーワードの量をまったく気にする必要がないか」と問われると、
そうとも言い切れません。
例えば、すでに検索上位に表示されているWebサイトが3,000文字程度でオリジナル要素も含めた内容の濃い記事を書いているのに対し、自身のWebサイトで200文字程度のオリジナリティのない文章を掲載していては検索上位を狙うことは難しいでしょう。
またキーワードについても、不自然なキーワードを入れる必要はありませんが、
必要な箇所に適切なキーワードを挿入する必要はあります。
ユーザーがどのような情報を求めているのか、
すでに上位に表示されているWebサイトではどのような情報が提供されているのかを研究しながら、
最適な文字数や適切なキーワードを盛り込んだ記事制作が必要となるでしょう。
■コンテンツSEO
最近、SEOといえば「コンテンツSEO」とも言われています。
そもそもコンテンツSEOとは何なのでしょう。
コンテンツSEOとは、継続してコンテンツを発信することで検索からの流入を増やし、Webサイトの露出を多くしていくSEOです。
しかし、前述したように、ユーザーにとって良いコンテンツでなければ上位表示はされません。
よって、コンテンツSEOとは
「良いコンテンツを発信することで、検索からの流入を増やし露出を多くしていくSEO」であると言えます。
次回はこの続きを更新したいと思います。
GWも後半になりました。皆様良い連休をお過ごしください。
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